ゲノム支援では、新しいゲノム解読技術の開発やコミュニティによる国際対応の支援など、個別の支援ではカバーできない、我が国のゲノム科学の発展及び将来に重要と思われる課題を選定し、領域企画課題として分野横断的に実施しています。具体的課題については下記のリストをご覧下さい。成果は、論文もしくは将来の支援として公開の予定ですが、公開前データへのアクセスが可能な場合もありますので、事務局までお問い合わせ下さい。

＜コミュニティ・国際対応＞支援
＊シーラカンス（Latimeria chalumnae　and Latimeria menadoensis)：終了
論文発表：Genome Research, 2013 23, 1740-1748
データベース公開：DDBJ. LatCha_J1.0, DF158906-DF196766
ゲノムブラウザ公開：http://coelacanth.nig.ac.jp/

＊アフリカツメガエル（Xenopus laevis）：論文準備中
国際共同研究、BACライブラリの作成と配列決定支援

＊スンクス（Suncus murinus）：論文準備中
　国内コミュニティ、全ゲノム解読

＊ポリプテルス（Polypterus senegalus and P. endlicheri）：論文準備中
　国内コミュニティ、全ゲノム解読

＜ゲノム解読技術開発＞
＊オーストラリアハイギョ（Neoceratodus forsteri）：ゲノム解読中
技術的視点：大型ゲノム（40-50 Gb）のアセンブリ

＊カイコガ（Bombyx mori）：論文準備中
BLAST/BLATサーバ（公開中）：https://kaiko.nig.ac.jp/
技術的視点：ロングリード主体のゲノムアセンブリ
その他：日本発のゲノム概要配列の高度化