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● くも膜下出血ってどんな病気? |
3.くも膜下出血の患者数はどれくらいですか? 1960〜70年代の日本では、ヨーロッパやアメリカなどの国々と比較して脳卒中の発生頻度がとても高く、死因の第1位を占めていました。このため脳卒中は「国民病」というような名前で呼ばれていたこともあります。 その後、原因の1つとなっている高血圧の治療の普及や、食生活の改善により脳卒中による死亡率は、急速に減少し、現在は、がん(悪性新生物)、心筋梗塞(虚血性心疾患)に続き死因の第3位となっています。
しかし、全体の割合は減っているものの、病気別の患者数では、逆にがんや、心筋梗塞よりも多く、約173万人の人が治療を受けています。(厚生省「患者調査」平成8年)
また、脳卒中の種類別では、「脳内出血」が減ってきているのに対して、「脳梗塞」と「くも膜下出血」の割合が年々増加してきています。
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