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● 予防と脳ドック |
2.くも膜下出血の予防に役立つような検査はあるのでしょうか? CT、MRI、MRAなど各種検査を定期的に行うことで、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤(脳動脈瘤の破裂前の状態)が発見される場合があります。 ただし、未破裂脳動脈瘤が発見されたからといって、すべての患者さんがすぐに、くも膜下出血を起こすわけではありません。 (未破裂脳動脈瘤の自然歴(自然の状態にしておいた場合)は、決定的な数値はまだありませんが、各種文献の考察から、破裂する可能性が年間0.5〜1.9%で、おおよそ1%と推定されています。) 発見時には、医学的情報に基いた正しい説明(インフォームド・コンセント)を十分行い、手術が必要と思われる場合にも、未破裂脳動脈瘤の大きさや形、検査を受けた人の年齢などを総合的に判断し、同意を得た上で行われます。 |
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