10月8日と9日の2日間、御殿場高原ホテルを会場に2011年度のゲノム支援全体会議を開催しました。班員と各研究室の若手研究者等ゲノム支援活動の関係者56名が参加して、二日間にわたってそれぞれの研究の進捗報告を行い、活発な討論が展開されました。研究基盤整備に関しては、研究機器の更新等は順調に進んでいることが報告されました。
個別の研究課題に関しては、既に論文発表された成果や論文投稿中との発表もあり、研究活動が着実に進展していることが報告されました。公募で採択した外部研究者の支援活動に関しても、東日本大震災等の外部状況の変化にも柔軟に対応し、概ね順調に進行していることを確認しました。一方、支援活動2年目を迎えて浮かび上がってきた課題もあり、班員全体で課題を共有し、対応策の協議を行いました。
バイキング形式の夕食中にも活発な交流は続き、夕食後もポスターセッションで夜遅くまで個別に討論を深めました。会議終了後には、近くに位置する国立遺伝学研究所の大規模ゲノム情報生産拠点の施設見学会を開催し、新型装置の操作法から施設の運営にわたる幅広い意見交換が行われました。
今回の会議で議論された事項を今後のゲノム支援活動に活かすとともに、日本におけるゲノム科学研究のすそ野拡大とピーク作りに努めてまいります。